ベジタリアンやビーガンの人が食べるスイーツと言えば、ナッツや野菜チップスなどのシンプルなものをイメージする方もいるのではないでしょうか?
しかし、実際にはプラントベースのスイーツは多種多様であり、様々な種類があります。
なるべく動物性食品よりも植物性食品を摂りたいという人にとって、卵や牛乳を含まないデイリーフリーの視点は大切なものです。かつてデイリーフリーのスイーツ作りは難しいと言われていましたが、近年のプラントベースの人気の高まりによって、次々と工夫を凝らしたレシピが生み出されています。
今回はお家でも作れるプラントベースのスイーツ3つについてご紹介します。
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プラントベースのアイスクリーム
通常のアイスクリームは、牛乳と生クリームと卵が原料に含まれています。
牛乳や生クリームなどの乳製品、そして卵は、牛や鶏という動物由来の食品であるためプラントベースフートとは呼べません。したがって、今までアイスクリームは菜食主義や乳製品アレルギーのある人達にとっては泣く泣く諦めなくてはならないスイーツでした。しかし、原材料や調理方法を工夫すればプラントベースのアイスクリームを作ることが可能です。
プラントベースのアイスクリームでは、乳製品を使いません。その代わりに、ベースとして使うのが凍らせた果物、ココナッツクリームといった植物性由来の材料です。
凍らせた果物を原料にしている場合はさっぱり系の味に、ココナッツクリームを原料にしている場合はこってり系な味わいになると言われています。これらをベースにさらに他の食材を組み合わせればフレーバーは自由に変えられます。
例えば、凍らせたバナナをフードプロセッサーで砕いてココアパウダーを混ぜれば、プラントベースのチョコレートアイスクリームの完成です。
プラントベースのパンケーキ
パンケーキは比較的デイリーフリーでも作りやすいスイーツです。
通常、パンケーキに含まれる動物性食品は卵、牛乳、バターなどが挙げられます。
卵→卵なし、牛乳→豆乳やアーモンドミルクなどの植物性ミルク、バター→植物性油脂にそれぞれ変更することでプラントベースのパンケーキを作ることができます。
また、ホイップクリームをトッピングしたい場合も諦める必要はありません。生クリームの代わりに、ココナッツミルクや豆乳などを使えばプラントベースのホイップクリームを作ることができます。
プラントベースのチーズケーキ
チーズと言えばまさに乳製品なのでデイリーフリーは難しそうなイメージがあるかもしれません。しかし実際には、チーズの部分を他のプラントベースの食材に置き換えることで、プラントベースのチーズケーキを作ることができます。
海外で人気があるのは、乳製品であるチーズをビーガンチーズに置き換えるパターンです。ビーガンチーズは、市販のものを利用することもできますし、自宅で用意することもできます。ビーガンチーズを自宅で用意する場合は、植物性ミルクである豆乳にレモン果汁を加える方法などがあります。
その他にも、日本でお馴染みの食材である豆腐や酒粕などをチーズの代わりとして作るプラントベースのチーズケーキもあります。それぞれ食材の特色を生かしたチーズケーキを楽しむことができます。
まとめ
今回はプラントベースフードのスイーツについてご紹介しました。
プラントベースは工夫次第で可能性が無限にあることがお分かりいただけたのではないでしょうか?
卵や牛乳なしでもスイーツは作れます。また、プラントベースへの追い風として植物性ミルクやビーガンチーズといった代替品がどんどん市場に出てきています。
とあるスイーツを食べたいけれど、まだプラントベースではそのスイーツのレシピが無い…こんな悩みを持つときこそ新たなレシピが生まれるチャンスなのかもしれません。プラントベースのスイーツで食生活を美味しく豊かに楽しみましょう。