最近よく聞くギルティフリーフードという言葉。あなたはその意味をご存知でしょうか。
ギルティフリーは英語ではギルトフリーとも呼ばれており、後ろめたさや罪悪感を感じないで済むという意味を持っています。プラントベースフードとも非常に親和性が高いとも言われています。
今回はそんなギルティフリーフードとプラントベースについてご紹介します。
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ギルティフリーフードとは何か?
ギルティフリーフードは、罪悪感や後ろめたさを感じることのなく食べられる食品のことを指します。
食品を食べるにあたって、一体何に後ろめたさを感じてしまうのでしょうか?
日本では、ギルティフリーフードとは、主に身体に良い、ヘルシーといった文脈のなかで語られることが多い言葉です。具体的には、ダイエット中やヘルシーな食生活をしている最中なのにも関わらず、ついつい甘いものを食べてしまったことに対して普段なら後ろめたさを感じますが、ギルティーフリーフードなら身体に良くてヘルシーなのでたとえ間食してしまったとしても大丈夫、といった形で使われています。
このようなことから、身体に良い栄養素があったり、満腹感を得られやすいのに低カロリーだったりするイメージのある言葉になりつつあります。ヘルシーさもキーワードの一つとなり得ますので、これらの要素が組み合わさってビーガンフードと一緒に語られることもあります。
しかし、実際のところギルティフリーは海外ではより広い意味を持つ言葉としても使われています。例えば、動物愛護の精神から肉食に対して罪悪感を覚えるという人もいれば、世界の貧困問題に関心を持っていて不当に安い商品に後ろめたさを感じてしまうなどが挙げられます。倫理観に関連した消費行動を行うことをエシカル消費などと呼びますが、このギルティフリーもそれに近い概念の消費行動と言えます。
プラントベースフードはギルティフリー?
それではプラントベースフードはギルティフリーフードなのでしょうか?答えはもちろんどのプラントベースフードかによって変わります。
例えば、数多く使われているような美容や身体に良くてヘルシーといった意味では、全く砂糖を使わないスムージーや無添加のナッツなどはギルティフリーフードということになります。また、肉を食べることに後ろめたさをかんじるということであれば、プラントベースフードは全てギルティフリーフードであるということになります。
このように考えると、プラントベースフードは食べることの後ろめたさを感じにくい食べものであるとも言えるのかもしれません
。
プラントベースのスイーツはギルトフリーにぴったり
特にギルティフリーフードでは間食の誘惑が強いスイーツについて語られることが多くあります。
よくある言葉として美味しいものはカロリーが高いなどと言われますが、実際にスイーツに多く使われる生クリームやバターなどは高カロリーになりやすい食材だと言えます。
プラントベースフードでは、植物性の食品のみを使用するので乳製品は使いません。植物由来の原料に置き換えるので、プラントベースのスイーツはカロリーが低くなりやすいという特徴があります。したがって、プラントベースのスイーツはギルトフリーフードを探している人にぴったりと言えそうです。
まとめ
今回は最近テレビや雑誌で聞かれるようになってきたギルトフリーと言う言葉についてプラントベースフードとの関係性をもとにご説明しました。
動物を守るためにビーガンになる、世界から貧困をなくすためにフェアトレード商品を選ぶ、など私達が食べものを選ぶ理由には、ただ食べたいからという理由以上の心理が関係しています。新しい言葉とは、新しいコンセプトとともにセットで語られるものです。
食事をより楽しむために、後ろめたさを感じない食べものを選ぶという在り方はこれから人々の心に深く根付いていくのかもしれません。